深い川を越えて、夜明け

セクシャリティやhsp…自分と社会について

「変人」が世界を変える!?

「恋バナ」って好きな人とそうでもない人、様々だけど、やっぱり好きな方がマジョリティ?

小中学生の女子が集まれば、やっぱり大勢でかしましく盛り上がれるトピックの一つとして、恋バナがチョイスされがち。

「誰々がかっこいい!」「〇〇くん(アイドル)ラブ❤️」とか…

わたしの小学生時代はジャニーズ(韓流ブームはまだ先の話)、それもTVで光GENJIを見ない日は無い、という時代だったので、やっぱり「光GENJIの中で誰がいい?」と振られるわけですよ。ジャニーズ好き、というのが既に前提になってるわけ。

正直ほとんど興味ないので、とりあえず、まぁ、強いて言えばということで「〇〇くん」と答えるのだけど。でも、その頃は「ごめん、興味ない」と断る術を知らなかったし、異性のアイドルで盛り上がるのが「正しい女子」だと、自分自身も思い込んでいた。

女の子同士でキャアキャア盛り上がるのも、たまになら新鮮で楽しかったし。

 

でも、そもそもその頃は三次元男子にさほど興味なかった。

幼稚園時代に戦隊モノが好きになり、小学校低学年では「キン肉マン」にはまり、高校に上がるまで、「ルパン3世」「赤い光弾ジリオン」「聖闘士星矢」「トランスフォーマー」「マシンロボシリーズ」「サムライトルーパー」「天空戦記シュラト」(歳がバレる)とか、見てると血湧き肉躍るアニメが好きだった。

これって、プロレス観戦と似たような快感なんだろうか?

 

一方で、1番ハマったキャラは、と言われたら間違いなく「聖闘士星矢」のアンドロメダの瞬。

アニメ版は女の子とみまごう体の曲線と可愛さでした。何より長髪が当時のわたしのツボ。

・長髪・マッチョではない・声が細い

の3拍子揃った自分的にパーフェクトなキャラ。同じ理由で、牡羊座のムウさまも好きだった。

正直に言おう。「やっぱ男は長髪やろ」と豪語していた。

まとめてみると、前々回の「初恋の話」に繋がるけれど、自分は、徹底的に「男臭い」「雄くさい」のがダメなんだな、と思った。

 

振り返って、あのままオタク道を突っ走ってても、面白かったな、と思う。

例えばコスプレでも、自分の年齢性別に関わらず、なりたいキャラになりきれる。自由の匂いがするよね。コスプレとはそういうものだ、という認識があるから、周りも受け入れやすいし、一部の人の冷笑も気にならない…はず。昔より、コスプレもオタクも市民権得てきてもいるし!

 

私たちの社会は

「男として生きるなら男らしく、女として生きるなら女らしく、さあどっち?」

そんな2択の時代がずっと続いてきた。その時代を少しづつ刺激していった先達の働きはすごいと思う。

「オタク」が冷遇された時代もあった。でも、よく考えたら社会を変えるのは、その時代に「変人」のレッテルを貼られた人たちなんじゃないだろうか。

 

そんなふうに思うわたしの最近の「アイドル」はタブレット純さん。